夜景は、昼間に比べて光がとても少ない場面です。明るく写す方法は、F値を小さくする、シャッタースピードを遅くする、ISO感度を上げる、の3つです。どれを使うかは、カメラを手で持つか、三脚に固定するかで変わります。
手持ちで撮るとき
手持ちでは、シャッタースピードを遅くすると手ブレします。そこで、シャッタースピードを手ブレしない範囲にとどめ、足りない明るさをISO感度で補います。
- F値を、レンズで選べるいちばん小さい値にする
- シャッタースピードを、手ブレしない範囲でいちばん遅くする。目安は1/30秒から1/60秒
- ちょうどよい明るさになるまで、ISO感度を上げる
ISO感度は3200や6400まで上がることもあります。ノイズは増えますが、ブレた写真よりは見やすくなります。
三脚を使うとき
カメラを三脚に固定すれば、シャッタースピードを遅くしても手ブレしません。ISO感度を低くしてノイズを抑え、足りない明るさをシャッタースピードで補えます。
- ISO感度を、100などの低い値にする
- F値をf/8前後にする。手前から奥までくっきり写りやすい
- ちょうどよい明るさになるまで、シャッタースピードを遅くする。数秒になることもある
シャッターボタンを押すときにカメラが揺れないように、2秒のセルフタイマーを使いましょう。
少し暗めに仕上げる
夜景をカメラ任せで撮ると、空まで明るく写って、昼間のように見えることがあります。夜の雰囲気を残したいときは、少し暗めに仕上げましょう。街の明かりが白く飛んでいないかも確かめてください。
動くものがあるとき
シャッタースピードを遅くすると、歩いている人や車はブレて写ります。この性質を使うと、車のライトを光の線として写せます。
人を止めて写したいときは、三脚を使っていてもシャッタースピードを速くし、その分ISO感度を上げましょう。