レンズには、24mm、50mm、18-55mmのような数字が書かれています。この数字を焦点距離と呼びます。焦点距離によって、写る範囲の広さが変わります。
数字が小さいと広く、大きいと狭く写る
焦点距離が短いレンズは、広い範囲を写します。このようなレンズを広角レンズと呼びます。焦点距離が長いレンズは、狭い範囲を大きく写します。このようなレンズを望遠レンズと呼びます。
- 広角:24mm前後より短い。風景や建物、室内を広く写す
- 標準:50mm前後。人の目で見た範囲に近い
- 望遠:85mmより長い。遠くのものを大きく写す
18-55mmのように2つの数字が書かれているのは、焦点距離を変えられるズームレンズです。
カメラによって、写る範囲は違う
同じ焦点距離のレンズでも、カメラのセンサーの大きさによって、写る範囲が変わります。センサーが小さいカメラは、写真の中央を切り取ったように、狭い範囲が写ります。
焦点距離の目安は、多くの場合、フルサイズと呼ばれる大きさのセンサーを基準にしています。APS-Cと呼ばれるセンサーのカメラでは、レンズの焦点距離をおよそ1.5倍にすると、フルサイズでの写る範囲と同じになります。35mmのレンズなら、50mm前後の標準のレンズと同じくらいの範囲が写ります。
広角で近づくと、遠近感が強くなる
広角のレンズで被写体に近づいて撮ると、近くのものはより大きく、遠くのものはより小さく写ります。奥行きが強調され、迫力のある写真になります。
ただし、人の顔を広角で近くから撮ると、カメラに近い鼻が大きく写り、顔がゆがんで見えます。人物を大きく写すときは、少し離れて、50mmから85mmくらいで撮るのが自然です。
望遠で離れると、遠くのものが近くに見える
望遠のレンズで離れた場所から撮ると、手前のものと奥のものの大きさの差が小さくなります。遠くの山が、手前の街のすぐ後ろにあるように見えます。背景として写る範囲が狭いので、背景をぼかしやすくなります。