レンズの中には、光の通り道の広さを変える「絞り」という部品があります。F値は、絞りの開き具合を表す数字で、f/1.8、f/4、f/8のように書きます。
数字が小さいほど、絞りは大きく開く
F値が小さいほど絞りは大きく開き、たくさんの光が通ります。反対に、F値が大きいほど絞りは狭くなり、通る光が減ります。数字の大小と光の量が逆になるので、慣れるまでは混乱しやすいところです。

f/2.8からf/4、f/4からf/5.6のようにF値を1段階大きくすると、センサーに届く光はおよそ半分になります。
F値を小さくすると起きること
写真が明るくなります。暗い場所でも、シャッタースピードを速いまま保ちやすくなります。
ピントが合って見える範囲は狭くなります。このため、条件によっては背景がぼけやすくなります。
F値を大きくすると起きること
写真が暗くなります。暗くなった分は、シャッタースピードを遅くするか、ISO感度を上げて補いましょう。
ピントが合って見える範囲は広くなります。手前から奥までくっきり写したい風景に向いた設定です。

ピントが合って見える範囲のことを「被写界深度」と呼びます。
最初の目安
人物や花を引き立たせたいときは、レンズで選べる小さめのF値から試してみましょう。風景や集合写真は、f/8前後から始めると全体がくっきり写りやすくなります。
選べるF値の範囲は、レンズによって違います。カメラとセットで売られているズームレンズは、いちばん小さいF値がf/3.5からf/5.6くらいのものが多いです。