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流し撮りで動きのある写真にする

動いている被写体をカメラで追いかけながら撮ると、被写体は止まり、背景だけが流れた写真になります。流し撮りの設定と、撮り方のコツを紹介します。

走る車や自転車を速いシャッタースピードで撮ると、被写体も背景も止まって写ります。くっきり写る反面、止まっているのか走っているのかがわかりにくくなります。被写体の動きに合わせてカメラを動かしながら撮ると、被写体は止まり、背景だけが横に流れて写ります。この撮り方を流し撮りと呼びます。

シャッタースピードは少し遅めにする

背景を流すには、シャッターが開いている間にカメラが動く必要があります。シャッタースピードは、ふだん動きを止めるときより遅くします。

  • 走る車や電車:1/60秒から1/125秒
  • 自転車:1/30秒から1/60秒
  • 走っている人や犬:1/15秒から1/30秒

遅くするほど背景は大きく流れますが、被写体までブレやすくなります。最初は目安の速いほうから始め、慣れてきたら遅くしていきましょう。

シャッタースピード優先のモードにすると、F値はカメラが決めます。晴れた日の昼間は、シャッタースピードが遅いぶん、写真が明るすぎることがあります。そのときは、ISO感度をいちばん低くしましょう。それでも明るすぎるときは、シャッタースピードを少し速くします。

撮り方の手順

  1. 被写体が来る方向にカメラを向けて待つ
  2. 被写体が来たら、画面の同じ位置に入れたまま、体ごと回してカメラを動かす
  3. 動かしながら、シャッターを押す
  4. シャッターを押したあとも、すぐには止めずに動かし続ける

カメラは腕だけで振らず、足は動かさずに、腰から上をひねって動かします。シャッターを押した瞬間に止めてしまうと、被写体もブレます。

連写で何枚も撮る

流し撮りは、慣れた人でも失敗の多い撮り方です。連写にして、1回の通過で何枚も撮りましょう。ピントの合わせ方は、動く被写体に合わせ続けるモードにします。詳しくは「ピントの合わせ方」で紹介しています。

横に動く被写体から始める

カメラの前を横切る被写体は、カメラとの距離があまり変わらないので、流し撮りの練習に向いています。近づいてくる被写体や、遠ざかっていく被写体は、背景が流れにくく、ピントも合わせにくくなります。